はじめまして。Nstock株式会社でエンジニアとして働いているjagaです。
ご存知の方もいるかもしれませんが、2024年9月9日(月)に私たちNstockは資金調達ニュースをリリースいたしました。
リリースで初めてNstockのことを知ってくださった方もいるでしょうし、もしかしたら「働いてみたい」と思った方もいるかもしれませんが、
ここだけの話……“今”はまたとないベストタイミングだと思います!
そこで本日は、それぞれの事業で活躍するエンジニアを呼んで、「今Nstockでエンジニアとして働くべき理由」をテーマに、アレコレ話してみたいと思います。
興味をお持ちいただけた方、ぜひ読んでみてください。
あっ!「直近の入社は難しいかもしれない」という方にもぜひお伝えしたいことがありますので、ぜひ最後までお付き合いください!
Nstockで働くエンジニアってどんな人?
jaga:……というわけで、今日はよろしくお願いします。「株式報酬SaaS事業」と「セカンダリー事業」からそれぞれ1名ずつお呼びしました。
まずは、自己紹介をお願いできますか?

numa:はい、numaと申します。2023年9月入社で、株式報酬SaaSのエンジニアです。
経歴としては、新卒でサイバーエージェントへ入社。その後はマクアケへ移り、そこでIPOやストックオプションの付与を経験しました。強みは、SREとしてインフラやオペレーションを担当していたこと。当時培った知見や経験を活かして働いています。
じゃあ、次はtanakiyoさん!
tanakiyo:はい、tanakiyoと申します。2024年8月入社で、セカンダリー事業のエンジニアです。
新卒でSIerへ入社し、ITコンサルを経験したのち、何社かスタートアップやメガベンチャーを経験。直近は医療系ベンチャーのメドレーにてCTOを経験し、Nstockへ入社しました。趣味は、せんべろのはしご酒です(笑)。
jaga:(笑)。お酒好きな人が多い組織ですよね。
ちなみに、私は株式報酬SaaSのエンジニアです。元々はAWSでスタートアップの技術支援を担当していましたが、2022年6月のプロダクト立ち上げタイミングでNstockへ入社しました。
エンジニアリング以外にも、採用や技術広報などタイミングごとに必要なことをやっています。趣味は謎解きとボードゲームです。そういえば、numaさんの趣味もぜひ。
numa:私の趣味は、AIを使って音楽をつくることですかね。
jaga:(笑)。これがすごいんですよね。先日もSmartHRから出向していたメンバーの送別会で、送り出す曲を披露してくれて、ひとしきり笑いました(笑)。

ということで、本題に入りましょうか。
株式報酬SaaSがハードシングスを乗り越え“確信”に変わった日
jaga:まずは、それぞれの事業の“これまで”を振り返っていきたいと思います。
株式報酬SaaSの開発がスタートしたのは、2022年5月ごろ。最初は3人のエンジニアで業務を分担しながら、開発を進めていました。
開発自体はそれなりに順調だったのですが、採用はなかなかうまくいかなくて……。一度採用活動を止めてしまったことで、「この会社は採用していない」というイメージが定着してしまったのか、募集を再開しても約3ヶ月間は応募がありませんでした。
そこからコツコツとブログでの情報発信などを始め、少しずつ応募が増えていって。その頃に入社したのがnumaさんだったんですよね。
numa:そうですね。最初の接点は、入社の1年前くらいでしたかね?
jaga:ですね!たしかカジュアル面談を募集した時に申し込んでくれたんですよね。Nstockの認知度自体も今ほどなかった頃じゃないかな。
入社当時は、ちょうどプロダクトが大きな企業さんに使われることになってバタバタしてた頃だったかと思いますが……、覚えてますか?
numa:とんでもなく大忙しのタイミングだったのでよく覚えていますよ(笑)その“大きな企業さん”が最初に割当契約機能を使ってくれたのですが、1,000名ぐらいストックオプションの権利者がいて……。
「最初は20~30人の会社から使い始めていただくんだろうな」と思っていたし、大量のトラフィックを捌けるように開発していなかったので、いろいろな機能を一気に改修して、非同期で並列処理をしたり、APIのコールがリミットを超えないようにスロットリングしたり……いまだに当時を超えるハードシングスはないので、チームもプロダクトも相当鍛えられました。

jaga:確かに(笑)。「SaaSはたぶん売れるだろうな」という期待が、あの一件で「SaaSは売れていくぞ!」という確信に変わりましたよね。
実際、あれから導入してくださる企業さまが継続的に増えてきて、最近はエンジニアだけではなくPdMやデザイナーも含めて「ゼロイチフェーズは終わったかもね」という雰囲気が出てきました。
numa:逆の言い方をすると、これからは今まで対応しきれていなかった部分、つまりプロダクトの品質やコードの内部品質、セキュリティ、採用などに本腰を入れていくモードにシフトしましたよね。今後自分たちが成長したいスピードで成長していくためにも。
jaga:まさに。そういう意味では、エンジニア採用もますます加速させていかなきゃですよね。
そういえば、最近Nstockに入社してくださったエンジニアの方が「Nstockのことは創業時から知っていたけど採用に興味を持ったのは2年後だった」と言っていました。
その話を聞いて、今後はNstockから接点を積極的につくりに行って、転職を考えたときの第一想起に入れるポジションを得なくてはいけないなと思いました。採用活動も、新しいフェーズに突入しているなという実感がありますね。
ゼロイチフェーズ真っ只中。セカンダリー事業の現在地
jaga:セカンダリー事業については事業の原型ができたのが、2023年10〜11月頃でした。実はそれまでに4、5回ぐらいピボットして、やっと形になって。
tanakiyo:入社前の話なのでぜひお聞きしたいのですが、当時セカンダリー事業をはじめたモチベーションは何だったんですか?

jaga:私が関わっていたわけではないので、近くで感じた印象になってしまうのですが、ある種の使命感だったと聞いています。
実は、セカンダリー事業にたどり着くまで、Nstockの金融事業は4〜5回ほどのピボットを経験しました。
どれも実現難易度が高い事業案でしたが、その中でもセカンダリー事業は「法律の壁・慣習の壁・業法の壁・ステークホルダーを説得する壁」など、難易度は一番高いと言えるかもしれません。
それでも気持ちが折れることがないのは、「日本のスタートアップ業界発展のためにセカンダリーは必要不可欠な事業だ」という自負があるからだと思います。Nstockにおいて困難であることはピボットする理由にならない。「困難だ、だが必要だ」というバリューができたのも、その頃でした。
最初はプロダクト開発というよりも、どんなアプローチであれば事業を成立させられるだろう?と試行錯誤したり、ライセンスの取得に向けて動いていたりと、まだ未開拓の市場であるがゆえに“検討しなければいけないこと”を1つ1つ乗り越えていっていた印象がありますね。
入社前にtanakiyoさんは、セカンダリー事業についてどんな印象を持っていましたか?
tanakiyo:恥ずかしながら、Nsotockの存在自体は知っていましたが事業についてはそこまで理解していなくて……。
ただ、採用資料に記載されていたセカンダリー事業によってもたらされるスタートアップエコシステムの図を見た瞬間にビビッときました。
jaga:ビビッと?
tanakiyo:ええ、「シンプルだけど、すごくきれいなシナリオだな」と。
自分自身、株式報酬を得てきたし、年齢的にも「業界に恩返ししていきたい」と思いはじめていたこともあって、強く共感したのを覚えています。
日本には前例がないし、今でも「そもそもどうするんだっけ?」というところが山積みです。また、私にドメイン知識があるわけではない。しかし、「セカンダリーを世の中に誕生させられたとしたら、幸せになる人が確実に増えるな」と確信しているので、その未来を実現すべく働いています。
jaga:セカンダリー事業はまさに開発がスタートしたばかりのタイミングですが、日々どのようなことを考えていますか?
tanakiyo:いえ、考える余裕なんてないですね(笑)。産みの苦しみ以前のフェーズを必死で考えているところです。

jaga:具体的には、毎日どんなことをしているんですか?
tanakiyo:「ああでもない、こうでもない」とみんなで議論を重ねています。
プロダクトとしての機能面の整理だけではなく、法律まわりで検討すべき課題もあるので。
ただ、すべてが確定するのを待っていたら開発に着手できないので、「あとで捨てることになるかもしれない機能だけど開発を着手しよう」という部分と、「ここは不可逆だから、法律による見解の確定を待ってから開発しよう」という部分を明確化しているところです。
全体としてのアウトプットはまだまだこれからの状態ですが、SaaSチームの力を借りつつ、土台固めをしているイメージです。僕はそんな今のフェーズにワクワクしたので入社しました。
今Nstockでエンジニアとして働くべき理由
jaga:tanakiyoさんがいい感じに繋いでくださったところで、改めて今回のテーマである「今Nstockでエンジニアとして働くべき理由」について深掘りしていきましょうか。それぞれの事業の“今”を、どのように捉えていますか?
numa:株式報酬SaaS事業に関しては、今まで積み重ねてきたものをいい意味で変えていける雰囲気があります。苦楽をともに過ごしてきたことで、お互いの特性なども見えてきました。誰が、何を得意としているのか、という理解が信頼関係を強くしているなと思います。

jaga:確かに、相互理解は進みましたよね。イコール、チームとして自信が出てきたとも言えると思っていて。いい方向に変わっていけていること、今うまくいっていないことに目を向けてもチームが壊れないことを知っているというか。
numa:芯が出来てきましたよね。
僕自身、落ち着くためにここに来たわけではないので、どんどん壊していきたいぐらいです(笑)。そういう意味でも、いろんな観点を持った新しい才能が必要です。
jaga:確かに、いろいろなバックグラウンドのメンバーが集まった多様性のあるチームにしていきたいですよね。
セカンダリー事業はいかがですか? まだまだゼロイチフェーズは続きますか?
tanakiyo:そうですね。まだまだ……というか、これからがまさにゼロイチを経験できるチャンスです。ゼロイチのなかでも本当に立ち上げ期なので、言葉を選ばずに言うとカオスです(笑)。
漠然とした不安を抱えつつも、とにかくガムシャラにやれる方ならピッタリだと思いますが、「自分の専門性を発揮できる分野しかやりたくない」という方には合わないと思います。
ただ、ゼロイチフェーズはある意味ご褒美タイムだと思っていて。こんな“今”のような経験は人生で何度も味わえませんからね。だから、産みの苦しみや変化を楽しみつつ、ワイワイできる方と一緒に働きたいです。
numa:めっちゃいいですね。株式報酬SaaS事業についても、まだまだ立ち上がったばかりなので、「ここからいろいろな課題を解決していくぞ」と思ってもらえる方に、ぜひ力を貸していただきたいですね。
jaga:ちなみに「すぐの転職が難しい」という方ともぜひお話ししたいですね。2~3年後に一区切りついていそう、という方も大歓迎です。
もし今回の対談で僕らに興味を持って、ゆるく長く中長期で関心を持ってもらえそうだったら、気軽に声をかけてください。ぜひこちらの面談フォームからご登録ください。飛んで連絡しにいきます(笑)。
Nstockが普及すると世の中はこう変わっていくはず
jaga:では、最後にそれぞれの仕事にかける想いを語って締めましょう!
tanakiyo:私個人として、立ち上げへの挑戦はワクワクするし、「Nstockが手掛けるプロダクトがない世の中よりも、ある世の中がいいな」と心底思えています。お手本がないプロダクトですし、それぞれバックボーンも価値観も違うメンバーと開発することは難しさや産みの苦しみはありますが、今の状況に楽しさを感じます。
jaga:セカンダリー事業のメンバーは社会へのまなざしが特に強いですよね。
tanakiyo:そうですね。これまでスタートアップでお世話になったからこそ、社会に還元したい気持ちが強いメンバーが多いかもしれません。逆に、株式報酬SaaSのメンバーは、どういうところに魅力を感じていますか?
jaga:自分事化しやすい点でしょうか。
Nstockに入社すると、必ず半期ごとにSOが付与されるんですよね。なので、Nstockのメンバーはもれなく株式報酬SaaSのユーザーです。自分が使うサービスを自分でつくる、というのは自分事化しやすいポイントだと思います。
さらに、Nstockが取り組むテーマのひとつが、ストップオプションの魅力に気づいてもらうことですが、その先にあるのが「スタートアップの優秀人材不足」という課題を解決することだと思っていて。将来、Nstockが普及していれば起業のハードルはグンと下がるはず。
いずれ自分も起業を視野に入れているので、「将来の自分のために」という気持ちで打ち込めるのも理由のひとつです。

tanakiyo:代表の宮田さんもよく話していますが、仮に時価総額1000億円で上場したときにストックオプションプールが20%だとしたら、200億円分の報酬が正しく使われていないような状況は健全ではありませんからね。200億円の報酬をスタートアップが使いこなせるようになったとしたら、かなり社会意義が高いですよね。
jaga:私たちがミッションに掲げている“Google級の会社”(※)が出てくるかもしれませんからね。
numa:あと、株式報酬SaaSはNstockにとって“入り口”なんですよね。多くのユーザーにとっては、Nstockの目指す世界観に触れる最初のプロダクトになる。
セカンダリー事業などこれからリリースを予定しているプロダクトが世の中から受け入れられるかどうかは、株式報酬SaaSの出来にかかっていると言っても過言ではありません。
そういう意味での緊張感はあるし、スタートアップのライフサイクルに最初から寄り添えるサービスとしての楽しさも感じられるのではないでしょうか。
※ミッションは『スタートアップエコシステムをブーストし、日本からGoogle級の会社を生み出す』
jaga:間違いないですね。ということで、名残惜しいですが、そろそろお時間になります。今日はお二人ともありがとうございました!
Nstockのエンジニアに興味を持った方、ぜひ気軽にご連絡くださーい!

お知らせ
資金調達リリースにあわせて、エンジニアの方に参加いただけるイベントを企画しました。ぜひ以下のリンクから詳細を確認いただき、ご都合にあわせて参加してみてください!
■Nstock Engineer Meet Up #1
■Nstock Engineer Meet Up #2
■採用サイト