株式報酬 = 男性的なイメージ? Nstockは女性からの応募50%を目標にします

現在、女性からの応募はたった「9%」

こんにちは、宮田です。いきなり本題ですが、Nstock 社には14名中1名しか女性がいません(2023年8月現在)。そもそも選考への応募時点から偏りがあるんじゃないかと思い、応募者の女性比率を調べてみました。

なんと女性からの応募率は全体の10%未満でした。直感的に「これはまずい」と感じています。

タイトルの通り、長期的には選考応募における女性比率 50%を目標にします。また、2023年下期における女性比率 30%を目標にします。低い目標ですが、それでも現状の3倍以上です。

「なぜ女性の応募を増やしたい?」「すごいチームにしたいからだ」

出典: Why Your Diversity and Inclusion Approach Isn’t Working.

まずは、こちら↑のグラフを御覧ください。縦軸が「生産性」、横軸が「時間」です。このグラフからは下記のようなことが読み取れます。

  • 多様性は、上手くマネージできないと生産性が落ちる
  • 多様性を上手くマネージして強みにできると、生産性が高い「すごいチーム」になれる
  • ただし、多様性が高いチームは、同質性が高いチームに比べて、生産性が上がるまでのリードタイムは長い

どうせ会社をつくるなら、同質性が高い「そこそこのチーム」ではなく、多様性が高い「すごいチーム」を目指したいです。多様性を高めていくことは、Nstock のチームにとって大事なことです。

リーダーとしては、「同質性が高いチーム」でスタートし、適切なタイミングで「多様性が高いチーム」に移行し、両者のいいところどりをするのが理想だと思っています。

会社設立から1年半が経過しましたが、現在の Nstock 社は「テック企業出身の30代〜40代前半男性がほとんど」という、過度に同質性が高いチームになっています。このまま大きくなってしまうと、後から多様性を高めようと思ってもその難易度が高くなってしまうリスクを感じ始めています。そろそろ移行を意識したアクションが必要なのではと。

また、現在のフェーズにおいても「多様性がチームに良い影響を与えた」という直近の成功体験も、その考えを後押ししています。

テック系スタートアップではなく、ウェディング業界からマーケの松田さんが転職して来ました。松田さんは、元から在籍していたメンバーにはなかったアイデアや強みを発揮してくれて、チーム全体の社外への発信力や、企画能力に明らかな向上を感じています。

なぜ応募が少ないのか?

仮説ですが、思いつくものを書いてみます。

① 株式報酬 = 男性的?

「野瀬さんのこと、男性だと思い込んでいました」

ドメインエキスパートの野瀬さんは、現在のところ Nstock 唯一の女性社員です。上記のコメントは、野瀬さんと一緒に社外の方とのMTGに出た際、社外の方から言われた一言です。しかも、1回だけではなく、何度か同じコメントをもらいました。

確かに野瀬さんは顔出ししていませんし、イラストも中性的ではありますが、「株式報酬のプロ = 男性」という思い込みがあるように感じました。

実際に、株式報酬には男女格差があるようです。

株式を使った報酬のジェンダーギャップが15%~30%あります。
出典:ジェンダーギャップ: 男女賃金格差のない公平な株式報酬

自社株保有額の比率は男性100に対して女性47、賃金格差より深刻か
出典: 株式報酬にも男女差別? 米新興企業で大きな開き

一方で、ジェンダーギャップがあるからこそ、「もっと女性からの関心が集まっていていいのでは?」とも思います。株式報酬は、現金の賃金ほどシンプルではないので、一度経験しないことには「不公平だ」と思えない類のものなのかもしれません。

実体験としても、SmartHR 社員に SO に関するアンケートを実施した際には、やはり女性社員からの関心の薄いコメントが目立ちました。その一方で、元メルカリの野瀬さんの肌感では「メルカリでは逆に女性のほうが関心高かったよ」とのことでした。(私達の実体験はサンプル数も少ないので、話半分で読んでください。)

② 募集している職種によって偏りがある?

これまで Nstock の求人に応募してくださったのは、ざっくり約300人。そのうち、100人がエンジニア、100人がマーケです。ボリュームが多いこの2職種を見てみましょう。

エンジニア

世の中のエンジニア全体に占める、男性の割合は女性よりかなり高そうです。ググってみた感じ、男性80%:女性20%という調査結果がいくつか目に止まりました。

対して、Nstock のエンジニアの応募者における男女比を見てみると、男性 107:女性 3 で、わずか2.7%でした。世の中の割合と比較しても、さすがに少なすぎる気がします。

マーケ

Nstock のマーケ職への応募者のうち、女性の割合はわずか 12% でした。身近な例として SmartHR 社のマーケ組織に所属する女性社員の割合(7/13時点)を調べてみると、52.5%が女性という結果に。Nstock の女性からの応募の少なさを痛感しました。

その他の職種

デザイナー職、人事職への応募では20%強と、ボリュームの多い2職種より少しはマシですが、これも半々とは程遠い結果に。ちなみに、SmartHR社の人事組織に所属する女性社員の割合(7/13時点)は58.1%と、Nstock への応募者数の少なさが際立ちました。

③ 初期スタートアップだから?

Nstock の女性からの応募の少なさについて、知人に相談した際「初期スタートアップだからじゃない?」という回答をもらいました。

「初期スタートアップ = ハードワーク」というイメージがあるからでしょうか?10年前であればそうだったかもしれませんが、いまの時代、ハードワークに頼っているスタートアップのほうが稀な気がします。また、初期から女性比率が高いスタートアップも多く存在しています。

また身近な例として、SmartHRの初期と比較してみようと思います。

SmartHR社が14名のころ、女性社員は4名でした。時代的な違いもあるとは思いますが、当時は女性からの応募が少ないと感じたことはなく、漠然と「そのうち男女比も5:5になるんだろうな」と思っており、女性の少なさを問題に感じたことはありませんでした。

一方Nstock では、現在14名中、女性社員は1名です。さらに、9月には男性社員が 3名増えて、17名中16名が男性という状況になる予定です。

いまは同質的なチームでも目立った支障が出てはいませんが、今後、多様性が高い「すごいチーム」を目指すにあたって、ちゃんと多様性が高いチームに移行していけるのか、この先が不安です。

私自身、学生時代のアルバイト先で、10数名いる職場のなかで「男性は自分だけ」という経験をしたことがあります。正直、「居づらいな〜」と思ったことはあるので、早めに解消していかないとなと思っています。

 まずは「問題意識があるよ」っていうのを表明したいよ

この記事を公開することによって、Nstock への女性からの応募が少しでも増えるきっかけになったらいいなと思っています。今回だけでなく、今後も応募者に占める女性割合の変化などは継続的に発信はしていきたいです。目指せ、年末時点で30%超え。

とは言え、いま公開中の求人はエンジニアしかありません。エンジニアという職種の男女比率からすると、この求人だけで年内30%達成は難易度高いかもしれません。

そこで実は、オープンポジションという応募フォームを公開しています。

ざっくり説明すると「いま現在は求人がないけど、求人を公開したタイミングで連絡するよ」というフォームです。事業のフェーズ的に、CS、ライターあたりは年内に求人が出るかもしれません。ちなみに、オープンポジションのフォーム限定だと女性からの応募は17%と、全体平均の9%よりはいくらかマシです。もっと上げていきたい。

ということで、男女ともに、Nstock 社に興味をもってくださった方からのご応募をお待ちしています〜!

最後に、今週月曜にアップデートしたばかりの採用資料を貼っておきます。セカンダリー事業など、新しく公開した事業の情報もあるのでぜひ見てください〜!


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