「今のベストで進もう」―― 新バリュー誕生の裏側
こんにちは、Nstockでマーケティングを担当しているgashiこと志賀です。
Nstockは2022年に創業し、現在4年目を迎えています。創業時と比べてメンバーの数が増え、組織としての意思決定のあり方も少しずつ変わってきました。その中で、「スピード感や力強い意思決定が足りてないかも?そういうバリューを足した方がいいんじゃない?」という声が社内から挙がるようになってきたのです。
そこで今回、Nstockでは新たなバリューとして 「今のベストで進もう」 を策定しました。このバリューは、社内の有志メンバーによって生み出されました。
本記事では、この新しいバリューが誕生した背景、込めた意図、そしてNstockらしい決定プロセスについてお話しします。
なぜ新しいバリューが必要だったのか?
2024年9月と10月のAll Hands(全社ミーティング)で、意思決定やスピード感に関する課題が自然と出てきました。
- 「スタートアップらしいスピード感が弱くなってきたのでは?」
- 「組織が大きくなり、意思決定が遅れがちになっている」
- 「迷ったときに、前へ進むための指針がほしい」
具体的な例として、Nstockのセカンダリー事業では、2025年内の非上場株式の取引所の開設に向けて準備を進めています。しかし、法改正後の規制や市場動向など「外部環境の変化が読みきれない中でスピーディーな意思決定が求められる」という難しい局面でもあるのです。このように「決める」というプロセス自体が難しくなり、慎重になりすぎるあまり開発が停滞してしまうケースも増えていました。
こういった背景から「スピードを重視するバリューが必要では?」という意見に、多くのメンバーが共感しました。そこで有志メンバーを募り、新バリューの策定をスタートさせたのです。
「今のベストで進もう」― 新バリューの意味と意図
新しいバリューとして策定した 「今のベストで進もう」 には、
- 完璧を求めすぎず、現時点での最善を選び前へ進む
- 迷ったときには「やってみる」ことで、不確実性を減らす
- 決断を先送りせず、行動を積み重ねていく
というメッセージが込められています。
なぜこのワードに? 他の候補と迷ったポイント
バリューの策定過程では、さまざまな候補が挙がりました。
- 「やるか、やるだ!」 → すでに社内でよく使われているフレーズで、文化として根付いているものの、少し勢い重視すぎる印象があった。
- 「迷ったら攻めよう」 → チャレンジの精神は反映されているが、「攻め」が強調されすぎて慎重さとのバランスを欠く可能性があった。
- 「最速を考えよう」 → 速さを意識する姿勢はよいが、「最速」にフォーカスしすぎることで、質や正確さが犠牲になる懸念があった。
こうした候補を議論した結果、「今のベストで進もう」 に決定しました。
このワードには、スタートアップにおける「完璧な意思決定は存在しない」という前提を受け入れつつ、最適な行動を積み重ねて前進する という姿勢が込められています。大きなリスクを避けながらも、スピード感を持って決断し、次のステップへ進むための指針になる言葉だと思っています。
私が新バリューの策定メンバーに立候補した理由
私は新卒でグループ企業を含めて4万人を超えるいわゆる大手企業に入社し、そこから前職であるスタートアップへ転職しました。初めてのスタートアップへ入社し、一番驚いたのは仕事のスピード感でした。このスピード感を言葉で表すと「意思決定と実行の手数」だと思っています。
私は意思決定や実行のスピード感には苦手意識がありましたが、スタートアップらしさの1つとして好きなところでもありました。Nstockでスピードを重視するバリューが求められていたタイミングで自分の考えに向き合いたいと思い、新バリューの策定メンバーに立候補しました。
ちなみに私がNstockへ入社したのは2024年9月。バリュー策定のメンバーに立候補したのは入社からわずか1ヶ月後のことでした。入社間もない状況でも手を挙げればチャンスをもらえるという、Nstockの素敵なところを感じられてとてもうれしく思いました。
Nstockらしいバリュー策定プロセス
今回のバリュー策定では、Nstockらしさを象徴する 「ボトムアップの決定プロセス」 が特徴的でした。
バリューを新しくつくろう!と決まってすぐに、「このプロジェクトをリードしてくれる人はいませんか?」という呼びかけがありました。
そこで先ほど書いた通り、最初に私が立候補し、その後5名のメンバー(koniさん、natukifmさん、retuさん、wadayoshiさん、ryanさん)と一緒に議論をして策定まで至りました。

プロセスとしては、
- 策定チームは有志6名が集結(エンジニア、プロダクト、マーケティング、コーポレートなど異なる領域のメンバー)
- SlackやNotionで意見を出し合いながらブラッシュアップ
- 1月の合宿で最終決定し、全社発表
と進んでいきました。
ちなみに、このバリューの議論には代表の宮田さんは入っていません。議論に入らなかった理由は「そのほうが面白そうだから」です(笑)。議論が煮詰まったときや最後のワーディング調整の相談には乗っていただきましたが、それでも私たち6名で決めたものを尊重し、任せてもらいました。
トップダウンではなく、現場のメンバーが主体的に議論し、納得感を持って決めたからこそ、「自分たちのバリュー」として浸透しやすくなったのではないかと思います。
バリューは進化し続ける
今回のバリュー追加でNstockのバリューは4つになりました。
- 困難だ、だが必要だ
- 真摯にやろう
- 上機嫌で働こう
- 今のベストで進もう ← NEW!
ただし、これは「今後絶対に変わらないもの」ではありません。Nstockは今後も成長し、変化していく会社です。必要であれば、バリュー自体もアップデートしていくつもりです。
実際にこのバリューを使ってみて、「よりフィットする表現があるのでは?」と感じたら、またNstockのみんなで話し合い、進化させていきたいと思っています。
「今のベストで進もう」に共感できる仲間を募集中!
Nstockでは、このバリューに共感し、スピード感を持って意思決定しながら挑戦したい仲間を募集しています。
エンジニア・マーケティング・事業開発など、多様なポジションで募集しておりますので、スタートアップならではの裁量を持ち、自ら意思決定して事業を前に進める環境で働いてみたい方は、ぜひ採用ページをご覧ください。
私たちと一緒に、「今のベストで進む」仲間をお待ちしています!

